梅ぼしの効用
梅は「三毒を断ち、その日の難を逃れる」と昔から言われています。
三毒とはまず、食べ物の毒、次に血液の毒、そして水の毒です。
食べ物の毒とは食物中に付着する病原性バクテリアなどのことで、ウメに含まれるクエン酸がこれに対し抗菌・整腸・解毒といった作用をします。
血液の毒とは乳酸など疲労のもとになるもので、ウメの成分のひとつであるピクリン酸によって肝機能の活性化を促します。肝臓は口から入った食べ物の異物を安全なかたちに代謝する解毒機関の役割を果たしているので、活性化されることによって血液に浄化をもたらすのです。
水の毒とは水に含まれる病原菌で、ウメの青酸配糖体の分解産物で代謝が促され、またウメに含まれるミネラル(K、Mg、Ca等)で不要な水分(過剰なNa)を除去します。そしてウメの強い抗菌作用で病原菌を除去します。
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