梅屋ファーム
梅知識
 

 

梅ぼしの効用

梅は「三毒を断ち、その日の難を逃れる」と昔から言われています。
三毒とはまず、食べ物の毒、次に血液の毒、そして水の毒です。
食べ物の毒とは食物中に付着する病原性バクテリアなどのことで、ウメに含まれるクエン酸がこれに対し抗菌・整腸・解毒といった作用をします。
血液の毒とは乳酸など疲労のもとになるもので、ウメの成分のひとつであるピクリン酸によって肝機能の活性化を促します。肝臓は口から入った食べ物の異物を安全なかたちに代謝する解毒機関の役割を果たしているので、活性化されることによって血液に浄化をもたらすのです。
水の毒とは水に含まれる病原菌で、ウメの青酸配糖体の分解産物で代謝が促され、またウメに含まれるミネラル(K、Mg、Ca等)で不要な水分(過剰なNa)を除去します。そしてウメの強い抗菌作用で病原菌を除去します。

 
●梅ぼしはガン予防にもなる

人間の身体には細菌やウィルス、化学物質、老廃物、カビ、中性脂肪など身体にとって不都合な物質を排除し、病気から守ってくれる機能が備わっています。そのひとつがマクロファージ(免疫細胞、大食細胞)で、マクロファージは血液といっしょに常に体内を巡回しています。梅ぼしにはこのマクロファージの働きを活性化する作用があることが確認されています。

 
●梅ぼしは若返りの妙薬

梅ぼしは食べるのはもちろん、聞いただけでツバがよく出てきます。ツバの出る唾液線には舌下線・耳下線・顎下線の三線がありでん分を糖化するプチアリンという酵素や、耳下線・顎下線からパロチンというホルモンを内分泌します。このパロチンは、老化防止ホルモンとも若返りホルモンとも呼ばれ、骨や歯など全身の硬い組織に働きかけ、新陳代謝を盛んにし機能に活を入れてくれます。老人に多い変形性関節症や変形性脊椎症は、このパロチン不足が原因です。

 

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