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梅知識
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梅の名所
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徳川御三家、水戸・尾張・紀州は、梅の名所でもあります。これは、水戸では九代藩主・水戸烈公自らが、−花は風流、実は保存食としてまさかの時に役立つ−として植樹を積極的に行い、紀州では徳川家康の十男・頼宣が当地に赴いた時の家老・安藤帯刀(タテワキ)が、貧困な土地にも生育する梅づくりを奨励したのがはじまり。
危急や国策の一貫だったとはいえ、これによって領民の健康増進がはかられました。
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偕楽園
−偕に楽しむ
- 水戸九代藩主・徳川斉昭(烈公)が、身分の上下のへだてなく偕に楽しむ園 として造園。早咲きから遅咲きまで種類も多く園内には藩主の休憩所の“好文亭”も用意されています。
(茨城県水戸市/JR常磐線・水戸駅からバス、偕楽園行き終点)
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梅護寺
−八房の梅
- 梅は普通、花一輪に一つ結実しますが梅護寺の梅は、花一輪に八つの実がな る珍しいもの。これは、親鸞聖人が念仏の尊さを梅の実で示されたものとか。
(新潟県北蒲原郡/JR信越本線・新津駅からバス保田行きで約25分、 「小島」下車。)
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湯島天神
−お蔦の梅
- 境内の梅の木は四百本あまり、八割が白梅で、新派の『婦系図』でも有名。 「お蔦の梅」もあり、梅祭りを毎年、2月15日から3月15日迄開催。
(東京都文京区/JR御茶の水駅で千代田線乗り替え「湯島」下車。)
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北野天満宮
−道真をしのぶ
- 菅原道真ゆかりの神社で、道真公が太宰府に流された時、公を慕って飛んで 行ったという“飛び梅”の親にあたる木が中庭にあります。珍種も多く五十 種。
(京都市上京区/阪急・大宮駅、京浜・三条駅から市バス、「北野神社前」下車。)
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南部梅林
−日本一の梅林
- “一目十万本、香り十里”といわれる南部梅林は実を採る生産梅林で、品種 は南高が中心。2月中旬には、はるかに続く丘陵一帯が白い花で埋め尽くさ れます。
(和歌山県日高郡)
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